温室効果ガスの排出を削減

 地球の表面は大気で覆われ、その中に「温室効果ガス」が含まれています。
地球は太陽の熱によって暖められ、夜に宇宙に放出して気温を下げます。
この際、地球の気温が下がり過ぎないように地表に止めているのが温室効果ガスで、地球の平均気温は15度前後に保たれています。

 逆に、温室効果ガスがまったくなければ地球の平均気温はマイナス18度にまで下がり、生き物が地球上で暮らしていくことは出来ません。
温室効果ガスは地球にとってとても大切なものです。
ところが近年、温室効果ガスは必要以上に増加し、気温が上がってしまいました。

 地球の気温が少しずつ上昇することを「地球温暖化」といいます。過去100年間で地球の平均気温は0.6度上昇しました。
気温の上昇は海水の膨張と氷河などの融解を引き起こし海面を上昇させます。
19~20世紀の100年間で平均海面水位が17cmも上昇しました。
 温室効果ガスの増加は気温上昇と海面上昇もたらし、水不足、食料枯渇、砂漠化、水質汚染、大気汚染、水害、絶滅種増加、死亡率増加、伝染病増加、沿岸部水没等を引き起こします。
気温の上昇は高緯度地域ほど大きく、降水パターンは細かく変化し、しかも地域による差が大きくなると予測されています。

 突然の冷害や局所的な異常降雨、異常乾燥なども増加する恐れがあります。
経済的、技術的事情から対応策を講じることが難しい開発途上国において、より影響が大きいと考えられます。
温室効果ガスの最大の原因は石油・天然ガス・石炭などの化石燃料の使用です。
2006年度時点で日本の発電量の90パーセントが化石燃料です。

 太陽光発電を含む新エネルギーはわずか0.6パーセントです。
太陽光発電協会によると、結晶系シリコン太陽電池によるCO2削減効果は1キロワット当たり年間で314.5キログラム。
原油削減量は1キロワット当たり年間で227リットルになります。
化石燃料の火力発電では、キロワット時当たり約690グラムの温室効果ガスを排出しますが、太陽光発電は約17~48グラムです。温室効果ガスの排出を削減するには、太陽光発電が火力発電の数10倍優れています。

 温室効果ガスの増加による地球環境の破壊は、火力発電の大きなデメリットです。
温室効果ガスの排出が少ないエネルギーに代替することが急務です。
温室効果ガスの増加による温暖化、気温の上昇や海面上昇を防ぐには、火力発電を減らし太陽光発電のような温室効果ガスの排出がすくないエネルギーを増やすことが重要です。