オール電化で更に光熱費の節約

 環境先進国ドイツでは、2002年「省エネルギー政令」発効以降、新築住宅はすべて低エネルギーハウスとすることが義務づけられました。
ドイツでは住宅のエネルギー消費基準を五段階、低エネルギーハウス・パッシブハウス・ゼロ暖房エネルギーハウス・ゼロエネルギーハウス・プラスエネルギーハウス、に分類しています。
低エネルギーハウスはエネルギー消費は年間1㎡あたり約90キロワット時です。

 パッシブハウスは暖房が不要で換気装置によって室内に入る空気は地中の熱交換器によって暖められ、また室内から出て行く空気の熱エネルギーの80%が回収されます。
ゼロ暖房エネルギーハウスは気温が平均的な年では、非常に寒い日でも暖房がまったく必要ありません。
太陽エネルギーのパッシブな利用と住宅内に照明器具や電気器具、人の体が発する熱などのあるわずかの熱で十分足りるからです。

 またゼロエネルギーハウスは、太陽光発電システムか燃料電池で自家発電するため、外からの電力供給なしで暮らすことができます。
さらに、ソーラーパネルを備え、エネルギー効率が高いプラスエネルギーハウスは、消費する以上の電力を発電することができるので、余剰電力を電力会社に売ることができるからです。
2002年省エネ制令以降は新築や改築時に「電気式蓄熱暖房機」の施工が禁止になりました。
蓄熱暖房機は熱効率が低いための措置で、2010年には撤去も義務化されました。
今やドイツは省エネを合言葉に蓄熱暖房機からヒートポンプへと主役が交代しています。

 深夜電力が安いからと言って、効率の悪い電機製品で深夜電力を無駄に消費することは、環境に配慮したことにはなりません。
オール電化も消費効率の良い安全な機器を導入することです。
エコキュートやIHクッキングヒーターでガス料金が不要なり、光熱費もさらに安くなります。
IHクッキングヒーターもデメリットはありますが、快適な暮らしを手に入れることができます。