パワーコンディショナーの寿命

 太陽電池に太陽の光が当たって作られる電気は直流電力です。
家庭の家電製品で使えるようにするにはその電気を交流電力に変換する必要があります。
また、家庭で消費可能な電気にするには周波数・電圧・電流等を細かく制御する必要があります。
こういった制御を行うのがパワーコンディショナーです。
太陽光発電の発電効率を上げるには、太陽電池モジュールの発電効率とパワーコンディショナーの変換効率の両方が重要になります。

 電力会社から送られてくる系統電力は約100ボルトです。パワーコンディショナーが交流に変換した電力は101~102ボルトです。
太陽光からの電力が系統電力より電圧が高いので、分電盤を経由して家庭内の電線に流れて、家庭内の電気機器が使用することになります。
それでも太陽光電力が使いきれない時、売電メーターを経由して外の電柱に流れ、系統電力として活用されます。これが収入になる訳です。

 通常、電力会社からの系統電力に悪影響を及ぼさないように連係保護装置を内蔵しています。
パワーコンディショナーの内部には電子機器が数多く内蔵されています。
その電子機器は10年から15年位で本来の能力が発揮できなくなり、そのため変換効率が低下するデメリットがあります。
ですから、使用開始10年位で一度点検を行い、変換効率があまりにも低下している様であれば交換が必要になります。

 ほとんどの太陽光パネルメーカのパワーコンディショナーの寿命は10年から15年となります。
パワーコンディショナーは、精密機械なので取付け場所には注意が必要です。
脱衣所などの湿気の多い場所や熱を外へ逃がす部分をふさいでしまうような取り付け位置は故障の原因なりやすいのです。

 また、パワーコンディショナーの設置で注意することはテレビ・ラジオ等の電波を受信する機器からなるべく離れた場所に設置することです。
なぜなら、パワーコンディショナーも多少のノイズを出します。
ノイズの影響を受けないような場所に設置するかまたはアースを施す必要があります。