天候に左右される

 太陽光発電というのは文字通り太陽光から得られるエネルギーなので、太陽電池にお日様の光が当たらないことには発電は行なわれません。
よく誤解する人がいるのですが、あくまでも太陽光での発電であり、太陽熱の発電ではありません。
夏の強い日差しが太陽電池に照りつけている時、「さぞや今は絶好調に発電中」と思われる方が多いのですが、 太陽熱は太陽電池の発電力を弱めてしまうので、むしろ発電量は少なくなってしまいます。
太陽熱が少なく、太陽光が多い時期…春から初夏にかけての時期に最も発電量が大きくなるのも、太陽光発電のひとつの特徴です。

 さて、太陽光発電は天候によって出力が変動し、曇天時や雨天時は晴天時に比較して大幅に発電量が低下します。
曇天時は晴天時の40%程度に発電量が減少します。
また、雨天時は10%程度です。
これだけ大きな差が出てしまうのは、やはり自然を相手にしているという点が大きいでしょう。
火力発電であれば石油や石炭をどんどん入れれば安定して発電機が稼動するので、発電量をコントロールすることは簡単です。

 太陽光発電と同じく自然のエネルギーを利用している水力発電についても、川を流れる水量が安定しているところを選んで発電所を作っているので比較的発電量は安定しますが、それでもやはり雨不足や渇水などで川の水量が減れば、発電量は減ります。
自然のエネルギーを利用するというのは、こうした自然環境の変化を考慮に入れなければならないということを忘れてはいけません。

 天候によって左右されるだけでなく、この狭い日本列島でも地域によって日照量は大きく異なります。
やはり九州や沖縄など温暖な気候のところは日照量が多くなりますが、反対に北海道や東北地方は年間を通じての日照量が全体的に少なくなります。
このように、どうしても安定しないというデメリットを抱えた太陽光というものをエネルギー源にしている以上、 導入にあたってはそのリスクや変動への対応をしっかりと施工業者に説明してもらいましょう。