太陽光発電はカネがかかる!

 太陽光発電は、発電コストが化石燃料に比べ数倍高くなります。
電力会社が供給する電力は系統電力といいますが、系統電力の石炭火力発電が1キロワット時あたり4セント(2004年のアメリカでの調査)、大規模水力発電が2-20セントですが、太陽光発電は25-160セントとなっています。
こんなに大きな差が出ていますが、ドイツが既に費用を上回る経済効果をあげているように、今後数年で系統電力価格より太陽光発電が安くなる、専門用語で言い換えますとグリッドパリティに到達する国が増えると言われています。世界の国の6割が到達するという報告もあります。
日本での太陽光発電1キロ・ワット時当たりの発電コスト計算してみましょう。

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の計算方法を利用します。
初期導入費65万円、保守費1パーセントを前提にすると、金利6%の場合60円、金利4%は51円、金利2%は44円、金利1%は40円になります。
家庭用の電気料金23円の2倍前後です。
初期導入費が30万円になれば、28円、24円、20円、19円です。
初期導入費が30万円位に価格が下がれば、家庭用の電気料金と互角になります。金利の影響もかなりありそうです。

 地球温暖化防止に有効な発電には、風力発電や地熱発電もあります。
発電コストが化石燃料並みという有利な報告もありますが、家庭では設置困難ですから、太陽光発電が注目されることになります。
高い発電コストでも、太陽光発電は地球温暖化防止、温室効果ガス削減に最も期待されているエコエネルギーなのです。

 現在の太陽光発電は発電コストが高く、効率性、経済性の低いエネルギー源です。
経済的には重大なデメリットを抱えていることを正しく認識することが必要です。
「太陽光発電は経済性が良い」というような宣伝は、正しいものではありません。
技術開発や普及拡大で発電コストが下がり、将来グリッドパリティに到達することで本当の意味で環境にやさしいエネルギーとして、太陽光発電が主役になります。
コストが高いというデメリットの最大の原因は、初期導入費です。
太陽光発電機器や工事費等です。
詳細については、次項で見ていくことにします。