意外にある、太陽光発電のデメリット

 昨年、英国BBCが実施した「世界で最も深刻な問題は何か?」を問う国際世論調査で、「気候変動」と回答が日本では1位でした。
昨年は映画「不都合な真実」が上映され、政府は「地球温暖化対策基本法」を検討しています。
異常気象、砂漠化、海面の上昇が未来予想から現実のものとなってきています。
地球温暖化防止で一番注目されているのが、太陽光発電です。

太陽光

 日本は、世界の中で最も早くから太陽光発電を普及させてきましたが、最近はドイツが政府主導で電力購入制度の導入等による取組みを強化し、日本を圧倒しています。
EUは、地球温暖化防止に積極的で目標も高く設定していましたが、日本では政府の対応が元々消極的でした。
政権交代を機に遅ればせながら温室効果ガスを2020年までに25%削減することを国連で表明し、積極的に推進する機運が到来しています。

 太陽光発電は小規模分散型エネルギー源で、しかもクリーン、さらに資源の枯渇の心配がなくエネルギー需給率も高まる、日本では最も普及が期待される地球温暖化防止対策の筆頭です。
太陽光発電の普及拡大に伴い、コストが低減し、効率改善の研究も進む好循環が生まれます。

 先行するドイツでは既に費用を上回る経済効果と数万人の雇用を創出しています。
このように太陽光発電は、今日本で最も期待されるエコエネルギーなのです。
しかし大きな期待と裏腹に、現実には難しい問題が山積している事実を知らされずに購入し、後悔したりトラブルが起きてしまうこともあります。
こうしたことが起きないように、デメリットをしっかり把握し、その上で慎重に検討し正しい判断をすることが大切です。

 太陽光発電は、発電コストが化石燃料に比べ数倍高くなります。
また天候や季節・場所・昼夜等の発電量の変動が大きく一定しない、日本の低い日照量には不向き、設置面積当たりの発電電力量が低い、機器の寿命がコスト増を招く等、デメリットが数多く指摘され、幅広い普及の障害になっています。
この事実を正確な情報を基に、きちんと押さえることが必要ですので、次項以降でデメリットを細かく見ていくことにします。